零余子2011/04/10

零余子

去年お施主さんに頂いたムカゴ。
萌芽したのでプランターへ移植。

栗の若葉2011/04/11

栗の若葉

先月末から一気に吹き出した若葉。
この季節の溢れ出す生命力にはいつも驚かされる。

ヌカドコ2011/04/14

糠床

前々から試みようと思っていた糠床を仕込んだ。
色々と調べるととても奥深い発酵の世界。手間を掛ける事で脈々と繋ぎ育てて行ける。少しでも古き日本の営みを学べたらと思う。

出来合いの糠床は用いず、あえて一からの仕込みに挑戦。
生糠、塩、水、昆布そして琺瑯の容器。これに最初は野菜くずを仕込む。野菜に付着していた乳酸菌を育てて行くらしい。既に熟成している糠床を少量分けてもらい効率よく発酵を促進する「糠分け」なる技もあるようで、そんな固有の言葉が存在する程生活との結びつきが強かったのだと思い計ってみたり。

夏には胡瓜、秋には茄子、冬には大根。。楽しみ。

表札2011/04/16

屋号の表札

久々に彫刻刀を握って、屋号の表札を彫った。
材はブナ。仕上げは胡桃油。

今、2011/04/23

先月末、彫刻家佐藤忠良さんがお亡くなりになった事。

変な大きさで本棚に収まらなかった高校の美術の教科書が今回の引越で改めて本棚にならんだ事。

ふと気になってこの教科書を開いてみると、そうそう佐藤さんが文章を書かれていました。そこには今の自分をそっと後押ししてくれるような、迷いを拭ってくれるような言葉が沢山書いてあって、一度はちゃんと読んでいたのにという思いや、かつて佐藤さんと船越さんを追ったドキュメンタリーが好きで何度か観た記憶もよみがえったり。。
そして、最後の裏表紙で手が留った。全く記憶になかったけれどワイエスの絵が3枚。スケッチ1つと水彩2つ。いずれもオルソン家、住宅の絵。内1枚の水彩と同じポストカードが無意識に部屋に飾ってある事。

他にも最近これらにまつわる出来事や思いが沢山あって。。
全てはつながっている様に思えるし、いつだってそれらは身近にあったんだなって。

今、気持ちがいっぱいです。

零じゃない。2011/04/29

気仙沼の長椅子

この材料が、これまでみてきたこときいてきたことを思いながら、
この長椅子が、これからみてゆくこときいてゆくことを探しながら。

状況に負けぬ様、響かせていた言葉。