展覧会のお知らせ/『Urban Inscription』展2010/10/03

『Urban Inscription』展
5日から、グループ展を催します。
建築科出身者による建築/都市をテーマとしたドローイング展なので、幾分か取っ付きにくく取り留めもない感も否めませんが、何か面白い表現の一つに成れればと思います。

私、平山は、5(火)・6(水)・10(日)に在廊予定です。


***以下、Press Releas***

『Urban Inscription』展

展覧会のお知らせ
この度、東京藝術大学建築科を卒業し、様々な分野で研鑽を積む、中井川大介、成島大輔、野口一将、橋本圭央、羽藤広輔、平山裕章、松田健嗣の7人の建築家が「都市の刻印」という共通のテーマのもと、3×6版(縦900mm × 横1800mm)に7つのドローイングを展示します。

都市は、人が集まって経済流通のさかんな地域とされますが、都市の特定の定義は無いと言われています。経済的、文化的、社会的、物理的構造が折り重なった多層的な地形によって形成され、その形成過程上での諸構造の中心/周縁化を通して発展してきました。都市は常に更新されています。都市に終焉はあるが、人が住んでいる限り都市の完成は無いのです。

私達は今回、「都市とは何か?」、「都市とはどのように定義付けられるのか?」という問い掛けに対して、ドローイングを通して答えようと試みています。都市を一度に認識するのはその複雑性から不可能に近い事ですが、俯瞰的な視点を持つと、ある関係性や法則のようなものを見つける事が出来ます。都市のある一部分を抽出し関係や規則を観る事で、都市の全体像が朧げに想起される事もあります。そのままでは目に見えない関係をあぶり出し、背景に潜む法則を発見する事で、今までと違って街が見えて来る事もあるかもしれません。

ミース・ファン・デル・ローエのガラスの摩天楼という一枚のドローイングで、都市の姿は、それまでと一変してしまいました。ここに描かれた7つのドローイングもまた、同じ夢を背負っているのです。

7人の建築家が描く、7つの都市像をこの機会に是非御高覧くださいませ。

出展者:
中井川大介・成島大輔・野口一将・橋本圭央・羽藤広輔・平山裕章・松田健嗣

期間:2010年10月5日(火)~ 10月11日(月)
   2010年10月5日(火) 19時 ~ 21時 レセプション
              (どなたでもご自由にご参加頂けます)

時間:13時〜19時

場所:アインシュタインスタジオ
   〒135-0023 東京都江東区平野2-16-8 伊藤ビル4F
   TEL_050-5532-5081
   URL_http://www.einstein-studio.com/page/contact.html